特別講演会が行われました。
2011年の特別講演会は5月16日に大講義室において「アヴェ・マリアと感謝の歌」のテーマにて、二期会でバリトン歌手の 加耒 徹(かく とおる)様。ピアノ伴奏は作曲家の松岡 あさひ様による、演奏と曲の解説を交えるコンサート形式で行われました。お二人とも東京藝大大学院をこの春修了され、多くの演奏会にて活躍しておられます。
私達が日々捧げる聖母マリアへの祈りに作曲されたグノー(バッハ)/シューベルトのアヴェ・マリアから始まり、感謝の心を表わす日本の名曲とドイツ・リートからシューマン。後半は生きる歓びの歌=イタリア・オペラのアリアおよびカンツォーネメドレー。今回を締めくくる曲目として本学の町田治先生作曲のアヴェ・マリア。アンコールにシューマンの「献呈」は“アヴェ・マリア”の和音で終わる演奏会でした。聖母祭を翌週にひかえるなかで、クラシック歌手の方とピアノによる迫力のある歌唱。加耒さんご自身もクリスチャンであられることをうかがい、学生とも年代の近いお二人による、きめ細かな情感をたたえ繊細な表現のアヴェ・マリアの祈りの演奏を聴かせていただきました。
《前半》
1. アヴェ・マリア(グノー)
2. アヴェ・マリア(シューベルト)
3. この道(山田耕筰)
4. かやの木山の(山田耕筰)
リーダークライス作品39より
5. 異国で(シューマン)
6. 月 夜 (シューマン)
7. 春の夜(シューマン)
《後半》
1. プロローグ(レオンカヴァッロ「道化師」より)
2. セレナーデ(モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」より)
3. 私は街の何でも屋(ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」より)
カンツォーネメドレー
4. 海に来たれ
5. カタリ・カタリ
6. オ・ソレ・ミオ
7. アヴェ・マリア(町田治)
アンコール
8. 献呈(シューマン)