【学長からのメッセージ2026.1】気にしない・あきらめる・当てにしない(4)

星美学園短期大学 学長 阿部健一
気にしない・あきらめる・当てにしない(4)
-“当てにしない” 編-
「当てにする」ことの中には、当てにする側の勝手な思惑、期待が含まれています。それにもかかわらず、当てが外れたときには、イライラに苛まれます。そして、そのイライラを、自分の思惑、期待を裏切った人にぶつけます。(場合によっては、関係のない「人」や「モノ」に八つ当たりします。)「当てにする」ことが、結果的に、自分にとっても、人にとってもイライラを招くとするならば、初めから「当てにしない」方が賢明ということにもなるでしょう。しかし、人が、全く人を当てにしないで生きていくことは難しいと思いますし、現実的ではないと思います。
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そもそも、問題は、「当てにする」こと自体にあるのではなく、当てが外れた時に、イライラに苛まれ、そのイライラを誰かにぶつけてしまうところにあります。したがって、当てが外れてもイライラしなければ、「当てにする」こと自体は、けっして悪いことではないと思います。(表題の「当てにしない」の意味も、「当てにしてイライラしない」ということでしょう。)
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私たちは、当てが外れるとなぜイライラするのでしょうか。それは、当てが外れることはあってはならないことだと勝手に決め込んでいるからだと思います。もし、当てが外れることは、当然あり得ることだと初めからわきまえていれば、当てが外れても、そんなにイライラせずにすむのではないでしょうか。そして、「幸いにも」当てが外れなかったときには、「ありがとう」のことばが浮かんでくるのではないでしょうか。
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