【学長からのメッセージ2024.1】自分を捨てるほど自分らしくなる
星美学園短期大学 学長 阿部健一
「お前は、いつも自分のことばかり考えてるな」
これは、父から、私がずっと言われ続けてきた言葉です。
子どもの頃ならまだしも、いい大人になっても言われた記憶がありますから、かなり筋金入りの「自己中・自分ファースト人間」だったということでしょう。そんな私であったからこそ、次のような「人生の不思議な真理(?)」に気づくことができたのかもしれません。
それは、「自分を捨てるほど自分らしくなる」ということです。
私が、「自己中・自分ファースト人間」を脱却し始めたのは、多分40歳を過ぎたころからではないか思います。そして、その脱却が進行する過程の中で、「自分を捨てるほど自分らしくなる」ということに気づいていったのでした。
「自分を捨てるほど・・・」の「自分」とは、「自己中・自分ファーストの自分」です。そして、「・・・自分らしくなる」の「自分」とは、「本来あるべき(と感じられる)自分(本当の自分)」です。(ということは、前者の自分は、「本当の自分」ではないということになります。)
「本当の自分」とは、何かといいますと、それは、「愛が共にある自分」と言えるかもしれません。たとえば、「自分の言葉や行いが、いつも愛からのものであるかを意識している自分」と言ってもよいかもしれません。
「自己中・自分ファーストの自分」を捨てると、不思議なことに、替わって、「自分」の中に「愛」が登場してきます。そして、そのとき、「自分は、本来あるべき自分になれた」と感じることができるのです。これが、「自分を捨てるほど自分らしくなる」ということの意味です。
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