図書館展示企画2016年度 第3回
タイトル:祝!マザー・テレサ 列聖-神さまの手の中の小さな鉛筆-
期間:2016年12月~2017年3月下旬
担当:星美学園短期大学教授 田中直美
カトリックに限らず世界中の多くの人々の尊敬を集めていたマザー・テレサ。
1979年にノーベル平和賞を受賞し、以前から「貧民街の聖人」と呼ばれ、インドのコルカタ(カルカッタ)で病や貧困に苦しむ人々の救済に生涯を捧げたことで広く知られている彼女は、2016年9月4日にローマ・カトリック教会で最高位の崇敬対象である「聖人」に正式に認定されました。
それを記念して、今回の展示は「マザー・テレサ特集」。たくさんあるマザー・テレサに関する書籍の中から、子ども向けの本に絞り一緒に、かわいらしい絵も3点展示してあります。
バチカンのサンピエトロ広場で行われた列聖式には、約10万人の信者らが集まったと報道されましたが、その列聖式の様子を家族と一緒にバチカン放送局のインターネット中継で見た星美学園幼稚園の年長の女の子が、マザー・テレサの絵を描いて幼稚園に持ってきてくれたそうです(上段2点)。そして、その絵に誘発され年長の男の子がもう一枚描いてもってきてくれたそうです(下段)。とても可愛らしいので、今回その絵もお借りして、一緒に展示してあります。
マザー・テレサは、本名アグネス・ゴンジャ・ボヤジュとして1910年に現在のマケドニアで生まれました。1928年にロレト修道会に入会しましたが、1946年に列車でインドを旅したときに神様からのインスピレーションを感じ、修道会を離れて「神の愛の宣教者会」を設立することを決意しまました。
それ以来、世界中に130以上の施設を設け、病人や死にゆく人々の救済活動を行ってきたマザー・テレサは、自分のことをこのように表しています。
わたしは神さまの小さな鉛筆です。
考えるのは神さまです。
書くのも神さまです。
すべてをなさるのは神さまです。
小さな道具になりましょう。
神さまが、いつでもどこでもあなたをお使いになれるように。
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