【学長からのメッセージ2022.1】冬こそは、喜びの季節
星美学園短期大学 学長 阿部健一
冬は、しばれる。外に出るのがおっくう。手が荒れる。そんな辛い冬ですが、私は、大好きです。
希望に溢れた喜びの季節だからです。
葉を落とし、冬枯れ姿となった木々に近寄って、枝を見ると、そこには幼い木の芽が息づいて、密かに春を待っています。
なんという感動でしょう。冬こそ、希望に溢れた喜びの季節です。
言葉の世界では、春夏秋冬と、季節の姿はデジタル化されてしまいます。
でも、季節の実相は、冬の中にすでに春があり、春の中にすでに夏があり、夏の中にすでに秋があり、秋の中にすでに冬があります。
言葉に操られたデジタル思考によって、私たちには実相が見えにくくなっています。
冬の中に春が、夜の中に朝が、闇の中に光が、苦しみの中に喜びが、すでに射し込んでいるのです。
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