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2023年11月30日 (木)

【学長からのメッセージ2023.12】そら が そこに あること

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星美学園短期大学 学長 阿部健一


「たいせつなこと」という絵本があります。(マーガレット・ワイズ・ブラウン作 レナード・ワイスガード絵 フレーベル館)1949(昭和24)年に出版され、読み継がれている絵本です。

その中に次の一節があります。

「そらに とって たいせつなのは いつも そこに あると いうこと」

空ほど、いつも、私たちと共に在るものはありません。

人が生まれたときから死ぬときまで、どこに居ても、共に在るのですから。

と言うか、空は、私が生まれる前から、そして私が死んだ後も、ずーっと在り続けるのですから。

もしかして、空は、私が、今、ここに、こうして私として、たしかに在るという、「自己存在」の意識を繋ぎ止めてくれるアンカーのようなものなのかな・・・とも思います。

私は、よく空を見上げます。空は、ただ上を見るだけで、いつも、そこに居てくれます。

思い煩いで心が煮詰まったとき、空を見上げると、なんだか、そんな思い煩いが、ちっぽけなこと、取るに足りないことに思えてきます。空の無限性、永遠性が、きっと、私にそのことを教えてくれるのでしょう。

もしかして、空は、神様に似ているのかな・・・とも思います。

 

私が見る幸せな“夢”は、窓から空が見えるベッドの上で死ぬことです。

レースのカーテンを優しく押して訪れる“風”に包まれて、「幸せそうな顔、してるね」という周りのささやき声を聞きながら・・・そんな夢です。


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星美学園短期大学 【ブログ】学長からのメッセージ


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