【学長からのメッセージ2023.1】「まあ、いいか」について(結婚編)
星美学園短期大学 学長 阿部健一
成育歴も違い、性格や好みも違う者同士が一緒に生活を始めるのですから、結婚生活は、「まあ、いいか」の、最適な修行の場になるのかもしれません。
独身時代:自分の作った味噌汁がしょっぱかった。お湯を少し沸かして、薄めて飲む。
新婚時代:妻が作った味噌汁がしょっぱかった。
全然気にならず、感激して飲み切る。
結婚10年目:妻が作った味噌汁がしょっぱかった。
具だけ食べて、汁はこっそり捨てる。
結婚20年目:妻が作った味噌汁がしょっぱかった。
「当てつけ」ととられないかと恐れながら、自分で、お湯を少し沸かし、薄めて飲む。気づいた妻が、「あら、しょっぱかった。ごめんね」とほほ笑む。
結婚30年目:妻が作った味噌汁がしょっぱかった。
いつものように、普通に、お湯を少し沸かして、薄めて飲む。妻は、いつものように、普通に、何事もなかったかのようにしている。
こうして、二人の修業は、完成の域に至る。(終わり)
(お断り:ここに登場する夫婦は、フィクションです。)
【関連記事】 学長が語る 障がい児保育 第1回~第8回(最終回)
星美学園短期大学
【ブログ】学長からのメッセージ
幼稚園教諭・保育士・特別支援学校教諭の取得を目指す
#学校見学
#オープンキャンパス
@seibigakuen
@seibi‗college
@SEIBI_college