【図書館】臨時閉館のお知らせ
6月 16日(月) は、終日閉館とさせていただきます。
図書・雑誌などの返却の際は、学生玄関ヨコに設置されている返却ポストをご利用ください。
学生・教職員のみなさまには大変ご不便をおかけいたしますが、
ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
星美学園短期大学図書館
6月 16日(月) は、終日閉館とさせていただきます。
図書・雑誌などの返却の際は、学生玄関ヨコに設置されている返却ポストをご利用ください。
学生・教職員のみなさまには大変ご不便をおかけいたしますが、
ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
星美学園短期大学図書館
星美学園短期大学 学長 阿部健一
「プッツリ時代」
今の私たちの時代を、未来の人たちは、何と呼ぶのでしょうか?
「プッツリ時代」・・・?
人間を超えた存在との繋がりが、プッツリ切れてしまった時代という意味です。
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私が知っている少し前の日本には、「お天道様が見ている」という言葉が生きていましたし、近くのお地蔵様に花を添えて手を合わせる人の姿は珍しくありませんでした。また、多くの家庭には神棚があり、地域には氏神様がいました。このように、形はいろいろですが、所謂「信心」(人間を超えたものとの繋りのうちに生きる人間の姿)が、ごく当たり前に、私たちの生活の中にありました。
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その頃には、父の家にも母の家にも、玄関に鍵がありませんでした。旅館にも部屋の鍵がなかったと思います(部屋の中に小さな金庫がありましたが)。また、親は、安心して、子どもたちを外で遊ばせていました。
まだ、「人間とは、やたらとあくどいことをするものじゃない」という、人間に対する基本的な信頼感のようなものがあったような気がします。
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その基本的な人間への信頼感は、どこから来ていたのでしょうか?
それは、多く人たちが、まだ、自分を超えたものと繋がりの中で生きていたからではないかと思います(たとえば、毎朝お地蔵様に手を合わせている人が、極悪非道な行いをすることは、まずないだろうと考えるように)。
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ところが、今や、私たちは、人間への基本的不信感を前提に暮らさざるを得なくなりました。
この人間不信時代が到来した原因は何でしょうか?
その大きな原因は(すべてとは言いませんが)、多くの人が人間を超えた存在との繋がりをプッツリしてしまったためではないかと思います。プッツリしてしまったために、人間は、自分を基準に生きるようになり、その結果、お互いに警戒し合って生きる、人間不信社会が生まれてきたのではないかと思います。
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どうしたらよいのでしょうか?
1つ考えられることは、自分以外の人や生き物を大切にしている絵本・童話に、子どもたちがたくさん出会うことだろうと思います。
「愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。(ヨハネ第一の手紙4章7~8節)」
絵本・童話を通して子どもたちの中に愛の火が点ったら、その時、自分を超えたものとの繋がりが生まれるのではないでしょうか?
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