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2016年4月 7日 (木)

図書館展示企画2016年度 第1回

タイトル:古くて新しい昔遊び

期  間:2016年4月~7月

担当者:星美学園短期大学准教授 打越みゆき


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  「あれっ?」と思ったのは、随分前にNHKのBS1スポーツドキュメンタリー『自分だけの一本 ~古賀稔彦とIPU女子柔道部~』(43分,2013年1月6日放送)で、古賀稔彦さんが学生たちとけん玉をしている映像が流れたときです。そのときは、緊張をほぐすための練習前のあそびだろう、とあまり深く考えませんでした。

 それから約2年後、かの有名なNHKの「ためしてガッテン」で『認知症&受験に勝つ!脳フル回転する昔遊び』(45分,2014年10月29日放送)で、さまざまなスポーツのトップアスリートがけん玉やお手玉を練習で取り入れている、というではありませんか。このけん玉やお手玉といった昔遊びは、遊んでいるだけで集中力を高めたり、脳を活性化する力がある、と番組では検証実験をしていました。慣れたワザをやると脳は「集中モード」になり、脳の余計な部分は働かないよう活動が抑えられ、いわゆるスポーツ選手などが究極の集中状態の時に感じる、「ゾーン」といわれる状態に近い状態になるそうです。一方、難しいワザにチャレンジすると、前頭前野は逆に活発に働く「脳活性化モード」になるとのこと。前頭前野は活発にかせることで記憶力アップや認知症の予防が期待できるそうです。

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 実際、本学で私が担当している専攻科の授業「幼児教育研究 乳幼児のあそびと健康教育」でも、けん玉やあやとり、コマ回しやお手玉をしています。やる気が出るように、チャレンジカードを作り、種目ごとに点数が書いてあります。小さい頃に経験している学生はあっという間にすべての種目をクリアしてしまいますが、未経験の学生は相当練習しないとなかなかクリアできません。友達と競い合い、アドバイスをもらいながら取り組む姿は大人も子どももかわりありません。信じられないかもしれませんが、真冬の授業で、けん玉やお手玉を汗だくになって練習する姿が見られます。できそうでいて、そう簡単にできるようにならないから、悔しくて夢中になって練習をする…だから汗だくなのです。できた時の爽快感は何とも言えません。熱心な学生は、さらにYouTubeで新技を研究し、ボーナスポイントを稼いでいます!!  

 皆さんも、さまざまな昔遊びにチャレンジしてみてください。

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引用 NHK番組ホームページ 「ためしてガッテン」 

『認知症&受験に勝つ!脳フル回転する昔遊び』

http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20141029.html


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