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2023年4月11日 (火)

【学長からのメッセージ2023.4】「まあ、いいか」(完結編)の後日談

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星美学園短期大学 学長 阿部健一


前回の最後に、次の文章を書きました。

「人に被害を与えても平気な人には、神様は、遠くの方から悲しい気持ちで見つめるしかありません。自分の罪を知る人には、すぐ側に、神様が来てくださいます。そして、優しく語りかけます。
「だいじょうぶだよ。心配しないで。」と。そして、優しく付け加えます。「だから、あなたも、人を許すのですよ。」と。」

その後、しばらくして、下記の、遠藤周作さんの文章を見つけてしまいました。

「親鸞さんも、キリストもいっているわけだ。自己嫌悪をもたないようなやつは救われないのですよ。キリスト教を三十年も勉強したぼくがいっているのだから、これほど確かなことはない。それは信頼してもらってもいい。つまり、自己嫌悪をもつ者ほど道徳的に敏感なんだ。「オレは悪いことをした」と思えば、もうそれで許されるということさえいえるくらいだ。」

(「自分をどう愛するか(新装版)」34ページ:青春文庫)

「自己嫌悪をもつ者」を、(私の)「自分の罪を知る人」に置き換えていただき、「「オレは悪いことをした」と思えば、もうそれで許されるということさえいえるくらいだ。」を、(私の)「自分の罪を知る人には、すぐ側に、神様が来てくださいます。」に置き換えていただくとわかるのですが、遠藤周作さんは、私が書いたものとほぼ同じ内容を、そこで述べていたのです。
しかも、私よりも、ずっと力強く・・・。


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