学長からのメッセージ2025.9】先生に叱られちゃったこと
星美学園短期大学 学長 阿部健一
【先生に叱られちゃったこと】
小学校1年生の時だったと思います。
給食に出た焼きそばを、隣の子といっしょに、スプーンでペタペタ叩いて平べったくしていました。
「増えた増えた」などと言いながら、一緒にケラケラ笑いながら、心が一つに繋がる喜びを感じて、焼きそばをペタペタ、ペタペタしていました。
「やめなさい!食べ物で遊ばない!」
大きな声がして、遊びは、突然、さみしく終了となりました。
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小学校2年生の時だったと思います。
運悪く、私は、教室の最前列でした。
先生が私の国語の教科書に目を留め、ほとんどのページの下の角が少し(多分2~3ミリ)折れているのを見つけました。
「何ですかこれは。教科書を乱暴に扱うからこうなるんですよ。」
と叱られてしまいました。
先生は、私の隣の、クラス一番の優等生の教科書に目を移しました。
そして、「うっ」と絶句しました。なんと、優等生の教科書も、私と同じ状態だったのです。
先生はつぶやきました。
「あれ、教科書の角が折れるのは、たくさん勉強するせいなのかなあ」
私は、内心うれしくなりました。
「先生、ぼくのことも、よく勉強してる子だと思ってくれたよね」
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