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2026年8月

2026年8月 3日 (月)

【学長からのメッセージ2026.8】五感を超えて知られるもの(私編)

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星美学園短期大学 学長 阿部健一


五感を超えて知られるもの(私編)

「虫の知らせ」、「第六感」、「予感」という言葉があります。このような言葉がある以上、私たちは、そのような感性を持っていると言えるでしょう。

鋭い爪や牙を持たず、強靱な顎も持たず、また逃げ足も遅い人類が絶滅を免れた一因は、“未来を感じる感性”にあったのではないかと思います。そのような感性により、危険を事前に察知し、動きを止める、身構える、安全な場所に身を隠す、別の道を行く・・・などの対処が可能になり、命が守られたと思います(私の勝手な仮説ですが)。

車の運転中、「虫の知らせ(予感)」を感じて、ブレーキを踏むと、その直後、目の前を自転車が走り抜けていくというようなことが、何回かありました。

(そんなときは、「神様ありがとうございました」と、心の中で叫んでしまいます。)

数年前のことですが、大切な用事のある前日、「明日は、在来線が止まるようだ」という漠然とした予感を感じていました。そこで、「明日は、新幹線で出勤しよう」と決めました。

ところが、翌日、駅に着くと、在来線は普通に動いていました。

私は、悩んだ末に、今動いている在来線に乗ることにしました。そして、見事に、在来線は、途中で止まり、完全に動かなくなりました。

動かなくなったことへのショックよりも、「やっぱり、そうだったんだ」という自分の判断ミスのショックの方が大きかったです。「新幹線に乗ればよかった!」・・・痛恨の極みでした。

この出来事から得た教訓は、

 「予感(虫の知らせ)を信じよ。自分が勝手に下す判断は、傲慢である。」

でした。

五感では認識できない世界があって、そこからの風が私たちに、その世界の何かを教えてくれているように思います。

その風を感じ、その風に耳を澄ませながら生きていけたら、もっと安心して生きられるのではないかと思います。

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