第2回:図書館ミニ展示企画
2010年度 第2回 図書館ミニ展示のお知らせ
タイトル 音づくりグッズ ~絵本と楽器のコラボレーション~
企画担当 廣瀬 蓉子 (幼児保育学科 教授)
展示期間 7月~9月
展示場所 図書館内展示ケース
「絵本」と「音楽」、これは、子どもの心に「豊かな潤い」をもたらします。
そんな絵本と音楽とのコラボレーションの体験は、子ども達のイマジネーションを限りなく触発し、豊かな心を育ててい きます。絵本の中にあるあらゆるものに心を通わせながら、子ども達はいろいろな楽器の音色に耳を傾け、音づくりを通して想像の世界を大きく広げていきます。
ショーケースに飾られた楽器は、いろいろな地域で作られた創作打楽器です。工夫により多様な音が引き出されています。世界のさまざまな地域の人々の作った音の"かたち"をご覧ください。
また、この絵本「木のうた」イエラ・マリ(Iera Mari)作は、楽器とのコラボレーションが存分に楽しめるすてきな絵本です。イエラ・マリ(Iera Mari)は、グラフィック・アートの面からすぐれた絵本を発表しているイタリアの作家です。「木のうた」(ほるぷ出版)をはじめ、多くの文字のない絵本を制作しています。絶妙な色彩感覚や画面構成など、芸術的に高い水準を保ちながら、科学性をも失わない知識絵本として、欧米でも高く評価されています。
絵本「木のうた」は、一本の大木を、四季とともに移り変わる木そのものの姿と、小鳥や動物たちの生態をみごとに表現したものです。冬の枯れ木から始まり、新芽ふくころ、若葉と共にやってくる小鳥と巣ごもりから活動を始める小動物、葉が繁り、巣づくりする小鳥、ひな鳥の巣立ち、実をつける木、やがて紅葉、去っていく小鳥と巣ごもりの準備をする小動物、そしてまた、冬の訪れ・・・・・・と、美しい色調とデザインが、抒情をも育んでくれるでしょう。
ほるぷ出版「木のうた」より