図書館展示企画 2011年度第4回
タイトル:「特別支援教育がわかる絵本~様々な個性との出会い~」
担 当 :幼児保育学科 専任講師 遠藤 愛
期 間 :2012年1月~3月
今回は、「特別支援教育」がわかる絵本をご紹介いたします。
これらの絵本には、自閉症や学習障がいなどの発達障がいのお子さんが
登場します。この子どもたちは、周囲から見るとちょっと変わっていて、
最初は他の子どもたちとなかなかつながることができません。
しかしその後、様々な過程を経て、周囲がだんだんとその子のもつ
素敵な個性に気づいていきます。
また、その子が意識を向ける先も同じように変わっていきます。
人の特徴や個性は色々ですが、人と人のつながり方にも色々な形が
あるということを教えてくれます。
「たっちゃん、ぼくが嫌いなの?」と「天使と話す子」は自閉症、
「ありがとう、フォルカー先生」は学習障がいをテーマにした作品に
なっています。これらの障がいを知っている人もそうでない人も、
わかりやすく心温まる本です。
それに対して、「かっくん ~どうして僕だけしかくいの?~」は、
特定の障がいをテーマとしているのではなく、人と違う個性を持っている人、
全般に共通するお話となっています。
誰しも、一度は悩んだり考えたことがある内容ではないかと思います。
様々な人との出会い、個性との出会いを大切に思える本です。