特別支援教育実習バズセッション報告②
10月から20名の学生たち(専攻科生、2年生)が順次、
特別支援学校で2週間の教育実習をさせていただいています。
特別支援教育実習の授業では、実習を終えた学生たちから順次、
バズセッションを行い、実習体験の分かち合いと振り返りをしています。
今回は前回に引き続き、2回目のバズセッションの様子をご紹介します
実施後のレポートから
★改めて実習を振り返ることができてよかったです。
私は幼稚部で実習させていただいたので、小学部で実習した友達の話を
聞くことができ、小学部の一日の活動などを知ることができました。
また私の実習クラスにはいなかった重度重複障害児や、珍しい障害の
子どもの話を聞けました。また、同じ自閉症でも様々な特徴があったりして、
聞いていてとても勉強になりました。研究授業では、「朝の集まり」や「音楽」、
「図工」、「国語・算数」など、それぞれが違う科目で授業をしたので、
それぞれの内容や工夫した部分、苦労したところ、嬉しかったことなど
たくさん聞くことができました。
(中略)また、どの学校でも先生方がとても優しく、実習生なのに一人の
先生として見てくださっていたことに驚きました。お忙しい中、指導の時間を
作ってくださり、どの学校でも同じ状態だったので、特別支援学校の先生方は
素晴らしい先生ばかりなのだと思いました。
実習で学んだことをみんなで共有すると、違う視点から考えたり、
客観的に考えることができたりして良かったです。
★今日、みんなでバズセッションをして、実習での出来事を
とても懐かしく感じました。私が思っていたことを、みんなも同じように
思ったり考えたりしていたことが良く分かりました。とくに印象的だったのは、
「子ども達が自分たちを受け入れてくれたことが嬉しかった」ということです。
最初は私たちのことを、「いきなりやってきた知らない人」だと思い、
子ども達は近寄ってきてくれず、こちらが近づくと暴れ出す子どももいました。
けれども実習が進んでいくとだんだんと慣れてきて、一緒に遊んだり、
甘えてくれたりしてきたことがとても嬉しかったという報告がありました。
私も最初は手をつなぐことを嫌がる子どもが、最後の方にはつないでいた手を
自分から握り返してくれたことがとても嬉しかったので、みんなと共感できて
良かったと思いました。
(中略)学校や教科書だけでは学べないことを実習で学ぶことができたので、
良かったと改めて思いました。
今日のバズセッションを通して楽しかったこと、嬉しかったこと、
苦しかったことなどみんなで共感できてよかったです。