専攻科「保育実習指導Ⅱ」河合清美先生・特別授業①
12月10日、専攻科生の授業「保育実習指導Ⅱ」で、
特別講義「保育士として働くにあたっての保育所保育指針」①が行われました。
保育士資格と「保育所保育指針」は切っても切れない重要なもの。
ところが実際は
何となく難しそう、
文章から保育がイメージしにくい、
と感じられる学生も多くいます。
今回、ゲストティーチャーとして、
NPO法人 こども発達実践協議会代表理事
日本保育士研修センター講師であり、
実際に認可保育園の園長として現場に立たれている
河合清美先生が講義をしてくださいました。
今回は、待ちに待った河合先生との初の対面授業
河合先生には昨年2月のオンラインの学内実習で大変お世話になりました。
その時の様子はこちら⇒ブログ:2年生 特別講義②「保育事例検討」が行われました!!
学生からは「初めてお会いすることができてとても嬉しかった!」という声も。
まず「自分のいいところを3分間で20個書き出してみよう!!」というワークから。
「自分のいい所よりも、直したいところや『嫌だな』と感じるところの方がスラスラと浮かんでくるように感じました」
「『周りが聞いたらどう思うんだろう』など些細なことで不安になってしまって書けませんでした」
…と案外苦戦!!
そこから「子どもが主体的に考えることができる保育とは」を考えていくために、
河合先生が作成された保育所保育指針のファイルを使いながら
保育所保育指針の改定のポイントを学んでいきました。
そして、遊びを保育所保育指針とつなげて考えるための
円になって「あんたがたどこさ」を歌いながら
「さ」の所でお手玉を回していきます。
一見簡単そうですが、
左右を変えたり、
スピードを変えたりすることで難易度が変わり、
とってもシンプルなのに、とってもスリリング
学生もおおはしゃぎしながら楽しみました。
お楽しみの後は「山手線ゲーム」
「他の人が言ったことは言わない」
というルールで、遊びを振り返って気づいたことを言っていきました。
「音が心地よかった」
「人数を増やしてやってみたい」
「失敗しても楽しかった」
など学生の言葉で黒板がいっぱいに…。
河合先生は最後に、黒板一杯に書かれた「気づき」を
保育所保育指針にあてはめながら解釈してくださいました。
学生からも
「保育所保育指針を見て、
『この育ちを促すためには、この遊びをしよう』
と一つひとつ決めるのではなく、
まずは様々な遊びをして、
子どもたちが『楽しい!』『面白い!』
と思えることが大切だと思いました」
といった感想が聞かれました。
河合先生の特別講義の最終回は
「実習で出会った素敵だなと思った保育者」
をテーマに保育所保育指針を読み解いていきます。
学生の詳しい授業の感想はこちら
河合清美先生「保育士として働くにあたっての保育所保育指針」① 学生感想(抜粋)
「河合先生の仰っていた『5領域に合わせた遊びを用意するのではなく、遊びの中に5領域を見出す』ということの重要性を強く感じました」ほか
幼稚園教諭・保育士・特別支援学校教諭の取得を目指す
星美学園短期大学 SEIBI Gakuen College
幼児保育学科
専攻科幼児保育専攻