【学長からのメッセージ2022.6】「まあ、いいか」について(自分編)
星美学園短期大学
学長 阿部健一
日々を、おおむね「まあ、いいか」で過ごしている私なのですが、「まあ、いいか」で思い出せる体験は、たった1つしかないことに気づきました。
ずーっと前の、あるクリスマス・イブ。私は、「降誕祭夜半のミサ」に参加するため、車で、職場(星美ではありません)から教会に向かっていました。その途中で、急に車線変更してきた車にぶつけられてしまったのです。相手は、痩せた年配の男性で、「ごめんなさい。許してください」としきりに頭を下げるのです。つまり、「どうか見逃してください」ということなのです。世の中のルールとしては、見逃してはいけないのだけれど・・・と少し躊躇しましたが、ここで警察を呼んだりしたら、ミサに出られなくなってしまうと思い、「わかりました。いいですよ。行ってください」と言ってしまいました。車のことより、ミサ優先だったわけです。この優先順位は、私が、車のキズを余り気にしない人種だということも大いに関係していたと思います。
人の車にぶつけたことがあるかというと、あります。2件も。しかし、運良くというか、奇跡的にというか、2件とも「事件」になりませんでした。つまり、相手の人が「たいしたキズじゃないからいいですよ」と言ってくれたのです。2件とも。その2つの車には、共通点があって、すでにキズのある車でした。つまり、私が事故を起こした相手方は、2名とも、私と同じ、「車のキズ?まあいいか」族だったのです!!
クリスマス・イブにぶつけられた私の車は、どうなったのでしょうか。明るいところで見ると、意外とキズがクリアーで、家族から「みっともない」という大ブーイングが沸き起こりました。仕方なく修理しました。かなりの出費でした。でも、残念に思ったり、後悔したりすることはありませんでした。私の識別の結果、そうなってしまっただけのことであり、その識別が間違っていたとも思えなかったのです。
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