【図書館】展示企画 2026年度 第3回
タイトル: 自分で自分を上手に助けよう!
ー心理学の知見からー
期間:2026年10月~12月
担当:星美学園短期大学 准教授 竹森亜美
私たちの毎日は,さまざまな「ストレス」に溢れています。「ストレスなどなければいいのに…」と考えてしまいますが,自然災害や事件・事故のニュースなど,自分自身ではどうすることもできない事態にたびたび見舞われます。では,私たちはこのような事態にどのように対処したらよいのでしょうか?
心理学では,「ストレスマネジメント」「認知行動療法」などの領域でこれらのことが研究されています。本書では,「ストレスと上手につきあう100のワーク」として,短時間でひとりでも手軽に行うことができるワークが紹介されています。
例えば,「大げさに息を吐きまくる」や「トイレにこもる,場所を変える」といったみなさんがイメージしやすいワークから,「川を流れる葉っぱのワーク」や「うんこのワーク」などのちょっと変わったワーク,認知行動療法やマインドフルネス,スキーマ療法など,カウンセリングでも用いられるワークに触れることができます。
本の中では,平易な言葉とかわいらしいイラストが用いられていますが,重要な概念とし
「外在化」という専門用語が登場します。「外在化(externalization)」とは,心や身体など自分自身の内側に起こるさまざまな現象を,言葉にしたり書き出したりと外に出すことで,「客観的」に扱おうとする試みです。「何となく身体が重いけれど,何がストレスになっているのかな?」と思いつくものを書き出してみたり,自分自身がついつい考えてしまう癖を見直して書き出してみたりといったように使います。
一人で向き合うにはしんどいことはカウンセラーなどの専門家と一緒に進めていくことが望ましいですが,日々の生活の中でちょっと休憩したい時など,セルフケアのさまざまなやり方・考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
参考資料: セルフケアの道具箱―ストレスと上手につきあう100のワーク―,伊藤絵美,晶文社,2020


