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2018年5月 2日 (水)

図書館展示企画2018年度 第1回

タイトル:動物絵本のすてきな絵とストーリー―いろいろな「ねこ」の楽しい絵本―

2018年4月~7月

担当:星美学園短期大学教授 武田秀美


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 絵本には、かわいくて心惹かれる、いろいろな動物が主人公として登場する作品がたくさんあります。今回は、その中から、「ねこ」が登場する楽しい絵本を5点紹介させていただきます。

 まず、はじめに、『にゃん にゃん』(せなけいこ さく)です。和紙のちぎり絵で描かれたねこたちのかわいらしいこと!! 小さな女の子のだっこから逃げ出した5匹の子ねこたちが、おかあさんねこのおっぱいを飲みに行くお話で、2歳児~4歳児までの幼児たちが、喜んで楽しむことのできる絵本です。

 次は、『こねこのハリー』(メアリー・チャルマーズ さく)という手のひらサイズの絵本で、4歳から読むことができます。子ねこのハリーの愛らしさに心温まる、親しみやすい絵本です。

 3番目は、暖かい春を運んでくる若草色の「はるねこ」と、小さな女の子「あやちゃん」が、おりがみで春を作る『はるねこ』(かんのゆうこ 文・松成真理子 絵)です。「四季ねこえほん」の1冊で、夏・秋・冬の3冊もお勧めです。5・6歳児向きです。

 4番目は、馬場のぼる作『11ぴきのねこ』です。11匹の「のらねこたち」が力を合わせて、「おおきなさかな」を捕まえる奇想天外なストーリー展開です。結末の意外性が楽しい絵本で、5・6歳児向きです。

 最後は、『ねこ ねこ こねこ』(ブルノ―=ホルスト=ブル ぶん・ヤーヌシ=グラビアンスキー え)です。いろいろなねこのかわいらしさ、野性味、親ねことの愛情などが、素晴らしい絵とことばによって描かれた傑作絵本で、4・5歳のこどもから大人まで楽しむことができます。

参考文献

『にゃん にゃん』(せなけいこ さく 1977年11月 福音館書店)/ 『こねこのハリー』(メアリー・チャルマーズ

さく おびか ゆうこ やく 2012年10月 福音館書店)/『はるねこ』(かんのゆうこ 文・松成真理子 絵 2011

年2月 講談社)/『11ぴきのねこ』(馬場のぼる 1967年4月 こぐま社)/『ねこ ねこ こねこ』(ブルノ―=

ホルスト=ブル ぶん・ヤーヌシ=グラビアンスキー え・まえかわ やすお やく 1969年12月 偕成社)


星美学園短期大学図書館

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