専攻科「保育実習指導Ⅱ・Ⅲ」~河合清美先生「保育士として働くにあたっての保育所保育指針」①~
12月9日、専攻科生の授業「保育実習指導Ⅱ・Ⅲ」で、特別講義
河合清美先生「保育士として働くにあたっての保育所保育指針」①が行われました。
保育士資格と「保育所保育指針」は切っても切れない重要なもの。
ところが実際は
何となく難しそう、
文章から保育がイメージしにくい、
と感じられる学生も多くいます。
今回、ゲストティーチャーとして、
NPO法人 こども発達実践協議会代表理事
日本保育士研修センター講師であり、
実際に認可保育園の園長として現場に立たれている
河合清美先生が講義をしてくださいました。
今回は河合先生との2回目の対面授業
河合先生には昨年11月の「保育・教職実践演習」で大変お世話になりました。
その時の様子はこちら➡2年生「保育・教職実践演習」:保育園の園長先生による講義「気になる子どもの行動の理解と対応」
まず「自分のいいところを3分間で20個書き出してみよう!!」というワークから始め、
そこから「子どもが主体的に考えることができる保育とは」を考えていくために、
河合先生が作成された保育所保育指針のファイルを使いながら
そして、遊びを保育所保育指針とつなげて考えるための「お手玉遊び」
円になって「あんたがたどこさ」を歌いながら
「さ」の所でお手玉を回していきます。
最初は「正確に」を目標に
その後、「楽しく」を目標に遊びました。
一見簡単そうですが、
左右を変えたり、
スピードを変えたりすることで難易度が変わり、
とってもシンプルなのに、とってもスリリング
学生もおおはしゃぎしながら楽しみました。
お楽しみの後は遊びを振り返って気づいたことを全員でコメント。
「指示されていないのに、いつの間にか歌っていた」
「クラス全員でやってみたい」
「失敗すら楽しかった」
など学生の言葉で黒板がいっぱいに…。
河合先生は最後に、黒板一杯に書かれた「気づき」を
保育所保育指針にあてはめながら解釈してくださいました。
《学生の感想》
保育所保育指針に保育のすべてが詰まっていることを感じました。
今までは、10の姿と関連づけて考えると…など難しく保育について考えていましたが、お手玉の遊びのよう、活動や子どもと関わる中に答えがあるということを学びました。
最後にみんなの気づきで出たように、一つの活動であってもたくさんのヒントがあることが分かったので、しっかりと活動を振り返り保育をしていくことを意識しようと思います。
(Uさん)
「保育所保育指針に書いてあることは〜」と、言葉や文章で説明されるよりも、実際に自分が遊び、どんなことを感じたのか、どんなことに気づいたかをみんなでシェアする方が、すごくよく伝わり、印象に残りました。
今日の講話を通して、保育所保育指針の内容はもちろん、自分が実際に経験することの大切さも感じることができました。
(Hさん)
河合先生の特別講義の最終回12月23日は
「実習で出会った『素敵だな』と思った保育者」
をテーマに保育所保育指針を読み解いていきます。
幼稚園教諭・保育士・特別支援学校教諭の取得を目指す
星美学園短期大学 SEIBI Gakuen College
幼児保育学科
専攻科幼児保育専攻