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2026年5月 1日 (金)

【学長からのメッセージ2026.5】人は、思い悩まない(その2)

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星美学園短期大学 学長 阿部健一


人は、思い悩まない(その2)

 前回、「思い悩むな。ただ、神の国を求めよ。」というイエス・キリストのメッセージを紹介しました。

「神の国」とは、地球上にある国家のようなものではなく、時空を超えた、神の力・支配・恩寵が及ぶ領域のことです。 

また、「思い悩む」ことは、不完全で限界のある人間が、自分の力に頼って生きようとするところから生まれてくるものです。

したがって、「思い悩むな」というメッセージは、結局のところ、「思い悩み」の源である「自分」(自分の力に頼って生きること)を捨てなさいということに繋がると思います。

それでは、なぜ、イエス・キリストは、「自分」を捨てなさいと言うのでしょうか?私たちが思い悩まないで済むためでしょうか?

そうではなく、神さまと繋がるためです。

つまり、その人が自分を捨てない限り(その人が自分で自分の人生を請け負い、自分のことだけ考えて生きている限り)、神さまは、その人に手出しができない(繋がることができない)のです。

図式的に見るならば次のようになると思います。

思い悩む=自分で自分の人生を仕切ろうとする=神様が手出しできない=神様と繋がらない

イエス・キリストの「思い悩むな」というメッセージは、結局は、「いつも父なる神と繋がっていなさい」という、私たちへの切なる思いを表しているように思います。

 

余談ですが、私が20年前、星美学園短期大学の学長就任を要請されたときの妻の言葉が「自分を捨てて、やるしかないよ」でした。この「自分を捨てて」という言葉の中に、「神さまに任せて」、「神さまと共に」という意味が込められていたと思います。

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