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2024年7月

2024年7月30日 (火)

【高大連携】東京都立小台橋高等学校1年生対象の「キャリア教育」を開催しました。

高等学校との連携活動(高大連携)の一環として、今年度も2024年7月25日(木)に、東京都小台橋高等学校1年生対象の「本物体験(家庭科)」を星美学園短期大学にて行いました。

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① 保育体験「赤ちゃんのお世話体験」

本学教授:打越みゆき先生にご担当いただき、3名の学生スタッフも一緒に高校生をサポートしました。

「赤ちゃんのお世話体験」では、まず自分で方法を考えながら抱っこをし、その様子を自分のスマートフォンで動画撮影をしてもらいました。

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次に、先生から「横抱っこ」の方法を教わり、同じように抱っこしている様子を動画撮影をしてもらいました。

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振り返りタイムでは、教わる前と後の動画を見比べて、抱っこの仕方の何が変わったのか考えてみました。

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とてもスムーズにできたので「縦抱っこ」にも挑戦。

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「横抱っこ」と「縦抱っこ」の特徴も知ることができました。


途中の休憩時間には、学生スタッフと一緒に校内の見学を行いました。

続いて、もう一つの保育体験は、

② 保育体験「特別支援教育の教材体験」

本学専任講師:竹森亜美先生にご担当いただきました。

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特別支援教育では、どのような考え方をするのか、どのような教材を使うのか、最初に映像を観ました。

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次に本学の1年生が製作した教材で実際に触って遊んでみたりしながら、楽しく体験しました。

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小台橋高等学校の皆さん、猛暑の中、星美学園短期大学にお越しいただきありがとうございました。

短い時間ではありましたが、幼児教育・保育の学びに少しでもお役に立てたのであれば幸いです。


星美学園短期大学 03-3906-0056(代)

@seibi‗college  @SEIBI_college

2024年7月29日 (月)

令和6年7月25日からの大雨による災害により被害を受けた学生等への支援策について(日本学生支援機構)

独立行政法人日本学生支援機構による、災害被害を受けた学生等への支援策について情報が公開されています。

災害救助法適用地域の詳細は、独立行政法人日本学生支援機構によるWebサイトなどでご確認ください(適用地域は随時更新されます)。

 

独立行政法人日本学生支援機構Webサイト

【令和6年7月25日からの大雨による災害により被害を受けた学生等への支援策について】

https://www.jasso.go.jp/about/press/jp2024072601.html

 

【主な支援策】

1.災害救助法適用地域の世帯の学生等に対する給付奨学金の家計急変採用、貸与奨学金の緊急採用・応急採用

2.奨学金返還者からの減額返還・返還期限猶予の願出

3.居住する住宅に半壊以上等の被害を受けた学生等への支援金(JASSO災害支援金)

(申請には、罹災証明書が必要です)


星美学園短期大学 事務部 奨学金担当

【お知らせ】短期大学★夏期休業期間の事務窓口取扱時間

2024年726日(金)~9月16日(祝・月)事務窓口取扱時間は、下記のとおりです

ただし、休業日に該当する土曜日は、窓口業務は行いません。 

7月27日(土)、8月3日(土)、8月10日(土)、

8月24日(土)、8月31日(土)、9月14日(土)

※8月10日(土)~18日(日) は休業日

詳細は、短大HP 開校日カレンダーからご確認ください。

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夏期休業期間中の事務窓口取扱時間

7月26日(金)~9月16日(祝・月) 月~金・・・8:50~15:00 

9月7日(土)・・・8:50~14:00 

※土・日・祝日・・・休止(9月7日を除く)

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9月17日(火)より、通常どおりの 8:50~17:00となります。

〔更新日 2024年7月21日〕


星美学園短期大学
TEL 03-3906-0056 (代)

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学長メッセージ・特別編「学長講話:後編」

今回の学長メッセージは、学長メッセージ特別編として、7月22日(月)に行われた「学長講話」の内容を前・中・後編として、まとめましたので、ぜひご一読ください。

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お待たせしました!後編です。

前編の内容はこちらから

中編 の内容はこちらから


 では、私たちはどのようにしたら、心の中に「愛」を持てるようになるのでしょうか?

 キリスト教では、「愛」は、人間が創り出すものではなく、神さまからいただくものと考えます。では、どうしたら、私たちの心の中に、神様の愛をいただくことができるのでしょうか?ということになります。

結論からいうと、それは「自分を捨てることによって」です。

わかりやすく説明するために、私たちの心を、1つの「器」と考えてみます。今、この「器」が、自分のことだけで一杯になっているとき、神様の愛は、この「器」の中に入ることができません。自分のことだけで目一杯なので、神様の愛を受け入れる余地がないのです。しかし、逆に、「器」から自分のことを捨てていけば、空いたところに、神様の愛が、自然に入ってくることになります。神様の愛は、いつも、みなさんの器(つまり心)の中に入りたがっているからです。

神様の愛を器に受けるためには、ただ器の中から「自分のこと」を捨てていけばよいのです。ではどうしたら、器の中から、自分のことを捨てることができるのでしょうか?

その答えは、皆さんご存じの、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の中にあります。

 「アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニ入レズニ ヨクミキキシ、ワカリ、ソシテワスレズ」の一節です。

ものごとを考えたり、判断したりするときに、「自分第一」「自分優先」ではなく、自分のことは勘定に入れずに、あるいは、自分のことは後回しにして、あるいは、自分のことはいったん脇において、考えるということです。

そうすることによって、器の中から自分のことを捨てていくことができます。

といいますと、反論があるかもしれません。

・・・いやいやいや、ちょっと待ってくださいね。

自分のことを勘定に入れなかったり、自分のことを後回しにしたりしたら、自分が損するだけじゃないですか?!

・・・いやいやいや、この世界だいたい逆になります。

自分のことを後回しにする人の方が、むしろ得をすることが多いのです。最後には得をしている。これが人生の不思議な真理です。

・・・いやいやいや、ちょっと待って。

自分のことを心の中から捨てていったら、自分が自分でなくなってしまうではないですか?・・・これも、ちがうのです。自分を捨てれば捨てるほど、実は本当の自分になっていくのです。自分と思える自分となっていけるのです。「自分第一」「自分優先」で生きている自分は、実は本当の自分ではないからです。これも人生の不思議な真理です。

とは言っても、みなさんは若いですから、自分を勘定に入れないで物事を考えるということは、なかなかハードルが高いかもしれません。私も若い頃は、自分のことばかり考えていました。

そこで、今日は、特別に、自分を捨てることを意識しなくても、心という器の中に、神様の愛をいただくことができるお祈りを、みなさんに教えることにします。

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お祈りする気のない人も、ぜひ、メモしてください。

では、言います。

 「神さま、あなたの愛が、私を通して、周りの人たちに表されますように、そして、私の言葉と行いが、いつも愛からのものでありますように」

男子の場合は、「私」ではなく、「俺(僕)」でもいいです。

「神さま、あなたの愛が、俺(僕)を通して、周りの人たちに表されますように、そして、俺(僕)の言葉と行いが、いつも愛からのものでありますように」

カッコいいですよね!

さて、これから夏休みに入ります。このお祈りは、みなさんの夏休みを素晴らしいものにしてくれると思います。

ぜひ、よい夏休みをお過ごしください。


星美学園短期大学 学長メッセージ

2024年7月26日 (金)

学長メッセージ・特別編「学長講話:中編」

今回の学長メッセージは、学長メッセージ特別編として、7月22日(月)に行われた「学長講話」の内容を前・中・後編として、まとめましたので、ぜひご一読ください。

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お待たせしました!中編です。

前編の内容はこちらから

後編の内容はこちらから


本日配布しました「しおり 2.聖書朗読(コロサイ人への手紙 3章12-17節)コロサイの信徒への手紙  本文2行目です。

「憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身につけなさい。」とあります。

「身につけなさい」と言う言葉に注意してください。「~しなさい」とは言っていませんね。

 その3行下、同じく「愛を身につけなさい」と言っています。 

 その2行下、「キリストの平和があなた方の心を支配するように」とあります。「キリストの平和が、あなたの心を支配するように」と言っています。行いではなく、心の問題なのです。 

 その3行下、「キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい」とあります。「あなたの内に豊かに宿るようにしなさい」と言ってます。宿ることが問題なのです。

 つまり、聖書の言葉は、「行い」のことではなく、行いを創り出す源にある、その人の「心」のあり方について語っています。

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では、その「心のあり方」とは何か?それは、キリスト教では、「愛」ということになります。

2年生、専攻科生のみなさんの中には、「どんな立派な行いをしても、そこに「愛」がなければ虚しい」という聖書の言葉が頭に浮かんだ人がいるかもしれませんし、また、専攻科生の中には、「何をしたかではなく、そこにどれだけ愛を込めたかが大事です」というマザー・テレサの言葉が浮かんだ人がいるかもしれません。

先ほど、電車で、喜んでおじいさんに席を譲る人と、優先席なので仕方なく、いやいや席を譲る人の話をしましたが、席を譲るという行いは同じでも、心に愛があるか否かが、決定的に重要だということです。

さて、ここから話の核心になります。

が、この続きは後編で

 ・・・ to be continued


星美学園短期大学 学長メッセージ

【卒業生・在校生】夏期 証明書発行について

夏期:証明書発行について

★夏期期間 2024年8月1日~9月17日
発行までに通常より日数がかかる場合もありますのでご了承ください。

★各種証明書発行業務受付停止期間
2024年8月10日~8月18日
2024年8月9月の休業日(土・日・祝日)

※窓口時間は、開校日カレンダーにてご確認ください。

※証明書は、全て即日発行ができません。
 日数に余裕を持ってお申し込みください。

★【卒業生の方へ】

卒業生の方へ> 各種証明書申請書類

※証明書は、ご本人のみ発行いたします。
※「個人情報保護に関する法律」に基づき、発行の際には申請者の公的な身分証明書(運転免許証、パスポート、健康保険被保険者証、など)による本人確認を行っております。

★【在学生の方へ】

在学生の方へ> 各種証明書申請書類
・送料 370円
・在学証明書 1通300円 など
※「申し込みと受け取りともに郵送を希望」などについては、ご相談ください。

danger 機器メンテナンス等で、予告なく業務を停止することがありますので、ご了承ください。

ご不便、ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

2024年7月26日


星美学園短期大学
教務課
証明書係

2024年7月24日 (水)

専攻科対象:OG懇談会「療育施設」

2024年7月22日(月)専攻科幼児保育専攻「幼児保育キャリア演習Ⅲ」の授業で、療育施設で働く卒業生、施設主任の方をお招きして懇談会が開かれました。

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それぞれの施設の一日の様子や施設の方針など、どのような療育をおこなっているかを詳しく教えてくださいました。

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社会福祉法人十愛療育会 地域療育センターあおば主任のK.Oさん

4img_2608ハッピーテラス鴻巣に勤務のT.Mさん5img_2611株式会社 LITALICO LITALICOジュニア戸田公園教室に勤務のT.Mさん6img_2620特定非営利活動法人あかり 児童発達支援センター こころ園に勤務のK.Hさん


学生の感想 clover

〇一つ一つの施設がぞれぞれの大切にしている療育の方法があり子どもの笑顔を守りながら働いていると感じました。

〇子どもの生活や学校の様子から、より暮らしやすく楽しく思える方法を考える、前向きで素敵な仕事だと思いました。

〇施設によって、療育方法は異なる部分はありましたが、子どもの最善の利益を優先している部分は共通していると思いました。自分がどのような療育が適しているか深めることが大切であると感じました。

〇特に印象に残ったのは、療育施設はできないことをできるようにするのが目的ではなく、その子どもの持っている素質を活かす場所なのだと分かりました。子どもたちに寄り添い、その家族をサポートするお仕事なのだと思いました。


星美学園短期大学キャリアセンター

https://www.c.seibi.ac.jp/career/schedule/

幼稚園教諭・保育士・特別支援学校教諭の取得を目指す
星美学園短期大学 SEIBI Gakuen College 
幼児保育学科  
専攻科幼児保育専攻

【公開講座センター】2024年夏期休業期間の事務窓口取扱時間について

夏期休業期間(2024年7月26日(金)~9月日16(月))の、

公開講座センター事務受付についてご連絡申し上げます。

休業日については、「令和6年度開講日カレンダー」にてご確認いただけます。

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★7月26日(金)~8月30日(金)

月~金曜日・・・9:00~15:00

土、日曜日、祝日・・・休業日

※8/13(火)~16(金)は休業いたしますので、窓口業務は行いません。

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★9月2日(月)~13日(金)

月~金曜日・・・9:00~15:00

土曜日・・・9:00~14:00

日曜日、祝日、9月7日(土)・・・休業日

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9月17日(火)より、通常どおりの 8:50~17:00となります。

 

休業日にお問い合わせをいただきましたものは、順次受付の後、ご連絡をさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。


<お問い合わせ先>

星美学園短期大学 日伊総合研究所 公開講座センター

TEL:03-3906-0056(代)

※「公開講座について」とお伝えください。

2024年7月23日 (火)

2024年度 保育・教育特別セミナーが開催されました!

2024年7月に開催された「保育・教育特別セミナー 20 24 」について、当日の様子をご紹介いたします。

第1部 オンデマンド配信

「心理士が思う『保護者とよい関係を作る』ためのコツ」

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講師:竹森 亜美 先生 (星美学園短期大学 専任講師)

  

第1部はオンデマンド型にて開講いたしました。
子どもの支援において「 一緒に支援に取り組んでいく協力体制 」を築くために大切となる「保護者とよい関係を作る」をテーマに、相談場面 におけるコツについて 解説いただきました。

 

<受講された方の声>

〇相談のポイント について 具体例を使って示してあり、わかりやすかったです。

〇調査に基づく内容だったので、とても参考になりました。資料も分かりやすくまとめられていて、今後も活用していきたいです。

〇相談者の立場、想い等を改めて考える機会となりました。講義の中での先生の話し方、伝え方も勉強になりました。ありがとうございました。

 


第2部 前半:講義

講義1「発達障がいの子どもの生き方に寄り添う支援とは ー 子どもを生かすための学校・保育園での保護者支援 ー」

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講師:服部 純一 先生 (星美学園短期大学 教授)

  

講義2「神経発達症診療における保護者支援 ー 一緒に悩んで一緒に笑おう ー」

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講師:大谷 良子 先生 (獨協医科大学埼玉医療センター 子どものこころ診療センター)

 

第2部は対面型にて2024年7月20日(土)に開講いたしました。

第2部の前半では、保護者支援の現状や課題などについて、教育・医療それぞれの立場から、解説をいただきました。

<受講された方の声>

〇同じテーマに対して教育と医療の二面から話を聞けた点がよかったです。

〇医学的な専門用語が時々入って少々難しいところもあったが、医師からの話を聞ける大変貴重な研修だった。又、現場での経験豊富な講師の話も非常に参考になった。「医師と講師」という研修という、なかなかない研修で、まさに求めていた研修だった 。

 


第2部 後半:対談

「医師と教師が語る“保護者に子育ての希望と自信を持たせる支援”  ー 我が子の心配はあるけれど〇〇先生がいてくれれば安心と思わせる支援への招待 ー」

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講師:大谷 良子 先生 (獨協医科大学埼玉医療センター 子どものこころ診療センター)

講師:服部 純一 先生 (星美学園短期大学 教授)

 

第2部の後半には、講義をいただいた先生方による 「 医療と教育相談の立場から、子どもの生活や学びを支えるための保護者支援 」についての対談の後、受講生からの質問へご回答をいただきました。

 

<受講された方の声>

〇学校現場のリアルと、医療的知見を織り交ぜての対談形式は、とても良いと思いました。

〇保護者以外の対応にも応用できる内容でとても勉強になりました。意識して、相手の立場を大切に関わる事を意識していけるようにしたいと思います ありがとうございました。

〇医療的観点、療育的観点から特別支援を考えることが出来ました。また、フロアからの質問に対しても、専門的な質問ではありましたが、端的な答えでとても分かりやすかったです。

 

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ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!また、本学の公開講座にぜひお越しください。


<資料請求/お問い合わせ先>

幼稚園教諭・保育士・特別支援学校教諭を3年間で育てる短期大学

東京都北区赤羽(池袋から8分/大宮から15分)

星美学園短期大学 日伊総合研究所 公開講座センター

学長メッセージ・特別編「学長講話:前編」

今回の学長メッセージは、学長メッセージ特別編として、7月22日(月)に行われた「学長講話」の内容を前・中・後編として、まとめましたので、ぜひご一読ください。

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 みなさん、こんにちは。 こうして、学生の皆さんに集まっていただき、共に集いのひとときを持てることに、感謝したいと思います。

 

 私は、だいたい月2回くらいのペースで、保育園を訪問しています。保育について、保育士さんと話し合ったり、時にはお母さんと話し合うこともあります。 

 私が保育園に行くと、子どもたちが私に声をかけてくれます。

 ここで、問題です。突然ですが・・・。

 子どもたちは、私に、どのように声をかけてくれるでしょうか?

 以下の4択から、1つ選んでください。

 ① ねえ、おにいちゃん ② ねえ、おじちゃん ③ ねえ、おじいちゃん ④ ねえ、じいさん

 さあ、どれでしょう。  

 正解は、③ ねえ、おじいちゃんconfidentです。

 たまに、「おじちゃん」と呼んでくれる子もいますし、先週行った保育園では、「ねえ、誰のお父さんなの?」という子もいましたけど、だいたい、普通に「おじいちゃん」と認識されるようになりました。 

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 ここから本題に入ります。

 このように、普通に、「おじいさん」と認識してもらえるようになったおかげで、これまで経験できなかったことが、経験できるようになりました。

 それは、いったい何でしょうか? どうですか? 

 ヒント:電車 traintrainです。

 

 そうですね。電車で席を譲ってもらえるようになったことです。これはうれしいですね。

 楽させてもらえるということもありますが、人の優しい心、親切な心、思いやりの心に触れる機会が与えられるようになったという、ちょっとした喜びです。

 でも中には、席を譲られて「年寄り扱いするのか」と不機嫌になるおじいさんも、聞くところによると、いるようですね。せっかくの、優しい心を踏みにじってしまうようで、少し悲しいですね。

 

 先日、こんな出来事がありました。

 大宮駅から乗り込んできた、おじいさんが、優先席に座っていた若い男性の前に立って、吊革にぶら下がって覆いかぶさるように前傾姿勢になり、「おい、そこどけや、優先席やないかい」みたいなオーラをとばし始めたのです。

 若い男性は、そのすごいオーラshineに気づいたようで、ふてくされたように、席を立ちました。そして、そのおじいさんは、その空いた席に、「当然じゃろ」みたいな顔で、座ったのでした。

 若者は、席を譲るという好ましい行為をしたのですが、そこに「やさしさ」はなく、おじいさんにも「感謝の心」がありませんでした。ただ、無言の喧嘩みたいな、虚しいやりとりがあっただけでした。

 さみしいですね。

 

 先ほど、聖書が朗読されました。

 その中で、特に注目してほしいことがあるので、ちょっとお手数ですけど、お手元のしおりの「聖書朗読」の箇所を開いていただけるとありがたいです。

今回は、ここまでです。この続きは「学長講話:中編」で! 

・・・ to be continued


星美学園短期大学 学長メッセージ